結局最後まで練習を見ていた福島と前田といつものように4人で帰ろうと裏門にさしかかったとき
『福島さんっ!』
と福島を呼ぶ先輩の声がして。
振り返るとやっぱり先輩。
『西谷っ、ちょっと福島さん借りる』
なんで俺に断りを入れたかはわからないけど、一緒に帰るところを引き止めたからなんだろう。
『俺、待ってればいいっすか?』
先輩が福島に何かするとは思わない。でもやっぱり心配で。
俺が待たなければ先輩が送ると言うから必然的に俺は待つしかなくなった。先輩に福島を送らせる?それも無理。
福島が断ってくれれば、そのまま4人で帰れたのに、福島は
『えっと、じゃちょっと行ってくるね・・・』
って。危機感がないというか何というか、防御甘すぎ。

