『ごめんね、福島さん』 申し訳なさそうな顔を向ける川上くん。 『大丈夫、ですよ?それよりも私に何か用ですか?』 『ふふっ、特に用はないんだけど。少し話したいなと思って』 私と川上くんは、裏門に近い、グラウンドを臨むベンチに腰かける。 『本当に、ごめんね、寒いのに』 『大丈夫です。カイロも持ってますし。あっ、良かったら1つ使いますか?』 私はポケットに入っていた程よく温まっているカイロを差し出した。 川上くんはニコッと笑って 『ありがとうっ!』 って受け取ってくれて。