すれ違い、片思い


サッカー部の練習終わり、私たちはいつものように4人で帰る。


学校の裏門を出ようとした時


『福島さんっ!』


声をかけられた。


振り返ると川上くんで、ちょっと来てと手招きしている。



『西谷っ、ちょっと福島さん借りる』



『俺、待ってればいいっすか?』



いつもの優しい声じゃなく、すごく面倒くさそうに。



『お前いなかったら俺送ってくから、じゃ』


『えっと、じゃちょっと行ってくるね・・・』


呼ばれた私は断れる雰囲気でもなくて、用件が何かもわからないまま川上くんの元へと歩み寄る。