『今日は誰の応援?もしかして俺の応援に来てくれたとか。ははっ、そんなわけ、ないか。俺もう部員じゃないしね』
『今日はどうして練習してるんですか?』
圭が訊ねると、
『あっ、君は原田の彼女、だよね?』
『はい、そうですけど』
圭は無表情で。
『そんな怖い顔しないでよ。福島さんにはフラれてるから。まぁ、あきらめた訳じゃないけどね。あっ、福島さんっ、少しでいいから俺も見てて!それじゃ!』
同級生らしき人に呼ばれて走り去って行った川上くん。もしかして、試合中に抜けてきたの?
『あきらめて、なかったんだ。川上先輩』
『・・でも、あの日以来会えば挨拶する程度で、何もないよ?』
『亜紀、少し警戒心持ってね。川上先輩は悪い人じゃないらしいから大丈夫だけど』

