すれ違い、片思い

亜紀side



『さっ、そろそろ帰るかぁ。明日からは真面目に勉強しないとな!』


大和の一言で皆帰り支度を始める。
こういうところ、大和ってすごいなと関心するんだ。


私だったら楽しい方に流されていつまでも「帰ろう」って言えないから。



『そうだね!私も頑張らないと。わからないところまた教えてね、大和』



『いつでもどうぞ』


私と西谷がいることを忘れているのか何なのか、2人はもうラブラブで。

すかさず西谷が、



『お~い!2人とも。イチャイチャ見せつけないでくれよ。俺たち独り身には結構堪えるw』



って牽制してくれた。


それが彼らに火を付けたみたいで、

大和が圭の肩に腕を回して抱き寄せる。


西谷はあきらめ声で


『もう、よそでやってくれ』


久しぶりに西谷と一緒に笑った気がした。