功side
5限が自習になったと副委員長から聞いて、俺は昼休みの延長でそのまま机で寝ていた。
うとうとしかけたちょうどその時、チャイムが鳴って福島が席に戻ってきた。
いつもはギリギリなんて絶対にない福島なのに、何かあったのかと少し心配になる。
お弁当も早めに切り上げて1人でどこかに行ってたみたいだし。
でも、どうした?とは聞けなくて。
あの夏休み最後の日以来、福島は少し俺を避けているみたいだったから。
全く話さない訳ではないけど、福島の視線や話し方、声のトーン、わずかだけどこれまでとは違っていて。
多分他の誰に聞いても、この少し離れた距離はわからないだろうけど。
俺は明らかに距離を置かれたと確信していたんだ。
そしたら福島の前に移動してきた前田が大きな声で話し出す。「川上有弥は3年で一番モテる」と。
俺の全神経は耳に集中して、前田の言葉を拾う。
「福島が川上先輩に告られた」と。
それを聞いても俺は寝たふりのまま動けなくて、何も行動を起こせない自分に腹が立って、ただ拳を握ることしか出来なかった。
5限が自習になったと副委員長から聞いて、俺は昼休みの延長でそのまま机で寝ていた。
うとうとしかけたちょうどその時、チャイムが鳴って福島が席に戻ってきた。
いつもはギリギリなんて絶対にない福島なのに、何かあったのかと少し心配になる。
お弁当も早めに切り上げて1人でどこかに行ってたみたいだし。
でも、どうした?とは聞けなくて。
あの夏休み最後の日以来、福島は少し俺を避けているみたいだったから。
全く話さない訳ではないけど、福島の視線や話し方、声のトーン、わずかだけどこれまでとは違っていて。
多分他の誰に聞いても、この少し離れた距離はわからないだろうけど。
俺は明らかに距離を置かれたと確信していたんだ。
そしたら福島の前に移動してきた前田が大きな声で話し出す。「川上有弥は3年で一番モテる」と。
俺の全神経は耳に集中して、前田の言葉を拾う。
「福島が川上先輩に告られた」と。
それを聞いても俺は寝たふりのまま動けなくて、何も行動を起こせない自分に腹が立って、ただ拳を握ることしか出来なかった。

