すれ違い、片思い


受付の仕事が終わると、圭は私を置いて大和のところへ行ってしまった。



もうっ、何なの。2人して。


知ってるなら教えてくれてもいいのに。


圭は大和と付き合ってから意地悪になったの?


もうっ!もうっ!もうっ!



『ふふっ・・・・・大丈夫?』



声のする方を見るとゾンビが私を見て笑ってた。



『きゃあ~~~っ!!!』



『ごめんっ、びっくりしないで、僕、石原だよっ!』



えっ?



あっ、そうか、ここは控え室だった・・・



『ごめんね、驚かせて。まさか僕が部屋に入ってきたの気付いてないとは思わなくて』



『私こそ、ごめんね?自分が控え室にいること、すっかり忘れてたっ』



『でさっ、さっき、心の声が全部聞こえてたw』



『え~~っ?!?!』



『どうしたの?1人でブツブツ。前田さんが意地悪になったとか、どうとか。さっきまで仲良さそうに受付で話してたのに』



『大和と圭がね?答えを教えてくれないの』



石原君の目が点になる。



『勉強?』



『ううん。違う。問題がわからないから答えもわからない・・・』



『それは難問だね。僕でよければいつでも言って?福島さんの力になりたいから』



『ありがと。でも問題がわからないから・・ね・・』



『そっか。じゃあ今度気分転換しない?最近の福島さん、なんか元気ない気がするから』