すれ違い、片思い


結局、夏休み明けのモヤモヤがまた私の元に返ってきた。


「おかえり」なんて言葉をかけられる訳もなく。

「どっかいっちゃえ!」って思ってもまだ居座ってる。



本当に文化祭の喧騒に紛れて、どこかに行っちゃえば良かったのに。



大和の言葉も更に私をモヤモヤさせた。



「答は近くにある?」



どういうこと?


大和と別れて自分のクラスに戻ると受付に圭の姿を見つけた。


『ごめんねっ!私ぼ~っとして、圭が大和になってたの気づかなくて・・・』


『私が大和に?それ、なんかやだw ううん、私もお当番の時間すっかり忘れてて。だから途中で大和に亜紀をお願いしたんだ。何だか1人にしたらダメな気がして・・・』



『ありがと、圭』


受付に座る久保君にシッシッって。手であっちに行けというジェスチャーをして。
空いた隣に並んで座る。



『久保君、ごめんね?』



私はとりあえず謝って

圭は「いいの、いいの」と笑って。



『で?大和は役に立った?』



『役立たずだったよ~っ』


『ひどっw』