すれ違い、片思い


『やっぱりおいしい!マスターのパンケーキ!!』



思わず顔が笑ってしまう。

そうだろ?と言わんばかりの満面の笑みをカウンターから見せてくれる。



『どれどれ~?』



ピシャッ



パンケーキに伸びてきた西谷の手を叩く。


歪んだ西谷の顔。あれ?そんなに痛かった?


『せっかくマスターがフォーク2本つけてくれてるのに?』



『そうだけど、西谷コーラって言ったでしょ?』



欲しそうにじっとパンケーキを見つめてる・・・・。



『・・・もうっ!・・・はいっ、どうぞ』



私はしぶしぶ西谷にパンケーキのお皿を差し出す。



『ヤバい!マジうまい!』



またもや、そうだろ?と言わんばかりの笑みでこっちを見るマスター。


関係ないけど、私も鼻が高い!



『で、どうして福島がどや顔?』



『??私、どや顔してた?』



『うん、バッチリしてた!あーっ、でもこれ、マジうまい。甘いもん苦手な俺でもおいしいっ!』



西谷のおいしそうに食べる顔がかわいい。


そしたら


キュンって。


今度はキュンって、心臓が鳴ったんだ。


今日の私、やっぱり変だ・・・・