すれ違い、片思い


約束の5分前に駅に着くと、西谷はもうそこにいた。


西谷の周りには、遠巻きに女子がいる。


いつもの光景だけど、何故か面白くない。


駅の柱にもたれて、なんかカッコつけちゃって。


面白くないからびっくりさせようと、西谷の視界に入らないようにそ~っと近づいた。


足元の小石を西谷に向けて蹴る。



『・・・??・あっ、福島、早かったな。って、今、石蹴った?』



『うん。蹴ったよ?』



『どうして蹴ったの?』



『ふふっ、もういいんだっ。ちょっとすっきりしたからw 』



面白くない気持ちは小石と一緒にどこかに飛んでった。