嘘つき少女。







スマホからはお気に入りの曲を流して、流れる風に少しだけ頬を緩めた。




少しだけ気持ちのいい朝に感じた。




しかし………。




「………何の用??」




家から10分ぐらい歩いたころ。




2人ほどの男に跡を付けられていることに気がついた。




「………いつから気付いてた??」




ある1人の男がしゃべる。



「………さっきよ、あたしを追いかけて楽しい??」




無表情で話しかける。



あぁ、めんどくさい。



そんなに人と関わりたくないのに……。



昨日から人に関わりすぎだ。



もう、面倒なことは嫌なのに。



「お前についてきてほしい。」



もう片方の方が話しかけてくる。




「無理よ。」




その願いには答えられない。



即答で返した。



「なんでだ。」




「あたし、昨日も学校に行ってないの。用があるなら同じ学校なんだからその後にして。」




言いたいことを話すと、そのまま茫然としている彼らを置いてさっさと学校へ向かった。




「俺等、総長になんて説明する??」




「そのまま言われた事を話して放課後に連れていくしかないだろ。」




そんな会話がされているなんて、知らなかった。




そしたら、あたしには。




面倒なことに巻き込まれないで過ごせる日々が待っていったはずなのに。