嘘つき少女。






その言葉に、凛樺から笑顔がさっと消えた。



「龍輝、何が言いたい。」



心地よかったはずの声は一瞬で冷めきったものに変わった。



そのあまりの冷たさに背筋に冷たいものが走る。



「………いつまでお前は背負いむ。」




「煩い、分かってる。」



「分かってねぇよ、この先抱え込んでもアイツは「バンッ!!」」



凛樺が左手で机を叩く音が部屋に響く。




「……龍輝、お前の学校に行く。だから口出しするな。」



その一言を置いて、凛樺は俺の前から消えた。




物音1つしない部屋に凛樺の残り香だけが残る。



「………ックソ!!」



ガンッと大きな音を立てて机を蹴りあげた。




最後に凛樺が残した表情は今でも、アイツを想っている顔で。



ただ、俺の想いに気が付いてるのに。



凛樺は見ない振りをするんだ、分かっているから。



それでも………。



「凛樺、お前が好きだよ…。」



頬から堕ちた涙は儚く消えていく…。