涼太と仲良くするようになってから毎日がキラキラして見えた。
涼太は人見知りな私を率先してみんなの輪に入れてくれた。
休み時間には涼太が大の得意なサッカーも教えてくれたし、中学に入学してからも「涼太と仲のいい女の子」そんな風にして私は有名になっていた。
私はいまも昔も涼太がいないとすべて空っぽだった。
こんな風に毎日涼太と過ごせる日々がずっと続くと思ってた。
でも。



高校三年生の春。






涼太は死んだ。