自分の言動を思い出すたび自己嫌悪に落ちる。 寧は好きだからって何度も言った。 わざわざ言葉にするほど怒っていたってことだろうか。 好きだから、親友でも傷つけるのは許さない、ってところだろうか。 「わたしのばか」 後悔ばかりが続いて、店を出たのは日が昇り始めた午前5時だった。