高橋さんと恋愛事情

だが、高橋さんには特技があった。それは人間観察。しかも、高橋さんは恋愛に特化した観察眼を持っていた。
それは、小学校のころだった。
高橋さんは、当時クラスの女子は好きな人の話をしていた。(小学3年生)
「ねぇ、Aくん(クラス1のイケメン)かっこいいよね」
「サッカーのしあいすごかったんでしょ?」
「あたしみにいったよ」
「「いいなぁー」」
「Bって、Aくんのことすきなんでしょ」
「えー、そうなの!」
「ちがうよぉ、まだすきとかわかんないよぉ」
「高橋さんもそう思うよね?」

「好きとはなんだ?」

この瞬間、場にいたみんなが固まった。

「すきっていうのは、ねぇ…」
「うん、あれだよ…おしえてあげなよB」
「えっ!?わたし?えーと…おとこのこのまえでドキドキしちゃうこと…?」
「「ひゅーひゅー」」
「(かぁー…///)」

「じゃあ…」

「「じゃあ?」」

「AはD(男子)がすきなんだな」

たまもや、場にいたみんなが固まってしまった。

「いやいや、高橋さん。おとこのこはおんなのこのまえでドキドキしたときだよ」
「だが、AはDとはなしているとほおをあからめていたぞ」
「………」

その後、Aくんはホモだということが発覚し高橋さんの好きな人当てが始まった。