【短編】Love agains

 ネコはそんな俺なんか露知らず、ベッドに乗り上げてちょこんと俺の隣に座って笑う。


「あのね、ご飯作ったの」


 指差す方向には、なにやら黒い物体。


確かに、裕一には『冷蔵庫のものを処理してほしい』と言われたのだが。



「がんばっちゃった」


 得意げに笑うネコを、俺は頭をなでてやることしかできなかった。




 席について箸でつっついてみたが、味はご想像にお任せする。


 ……なんでかって?

そんなの言わなくったってわかるだろう?




 なにやら卵のこげたものと、馬鹿でかい大きな黒コゲの野菜。


 でも、俺は黙ってすべて平らげた。


 ネコはまん丸の目で驚いてたけど、「そんなに腹ペコだったのか」と嬉しそうだった。




 天然不思議少女・ネコ。



 …恐るべし。