教室に着くと見下したような絶対零度の目が私に集中する。
殺人ビームだ。
私の席は窓側の一番後ろ。
隣はいない。
このクラスは奇数だから必然的に私が一人になる。
椅子を引くと紐で机と繋いであって引けない。
仕方なくハサミで切ろうとしてしゃがんだら、頭を蹴られた。
笑い声が小さく響く。
「おい、ブスッ!お前わかんないのかよ?!この机の意味(笑)」
「えっ?!もしかしてどんかーん?笑笑 キモいんだけどー!」
「鈍感とか偽って可愛い子ぶってるつもりじゃない?笑笑」
「まじかよ!? そんことやったってブスはブスなのにな笑笑」
「たかしー!」
「この机の意味はな!」
「学校来んなって意味なんだよ!ブスッ笑」
