そうこうしているうちに、7時30分。 鞄を持ち、親友のおはぎのもとへ行く。 おはぎは私が高校生になったときに貰った、ハリネズミだ。 ネーミングセンスは… まあ、置いといて。 とてもかわいい。 名前を呼んだら近づくようになったときはとても嬉しかったのを覚えている。 おはぎに優しくキスをして、玄関に向かう。 そして、返ってくるはずもないのに行ってきます、と声をかけ、家を出た。