誰かが言ったのか、先生がきた。
「チッ、面倒事ばっかしやがって。 手ぇ出したやつは誰だ。」
「こいつです。」
「チッ、お前かよ。こっちくんな気持ちわりぃ」
私を抜きに勝手に話が進む。
「はあはあ、まとめると、こいつがいきなり殴ってきたと。わかった。お前は1週間停学処分にするよう理事長に言っておく。」
なんでよ。
「早く教室にいけ。」
なんで私だけ?
「聞こえないのか!? おい!」
混乱した私は忘れかけてた足の痛みで倒れた。
最後に聞いたのは、心配する声じゃない。
「チッ。また面倒事作りやがって」
「こいつ1週間停学だって!やったねっ!」
私は本当に独りだ
