「ここどこ…?
あたし、死んだ?」
いや、押されて、痛すぎて意識がとんだだけか。
でも、ゆうとがあたしのものじゃないから
あたしはいらない存在か?
“りりあ、あんたはいろんな人から
愛されてる。心配する事ないんだよ。”
りんかの声が聞こえた。
ほんとにあたし、
りんかの親友でよかったな。
たぶん、あたしがいらない、を
選んでたらあたしは死んでたんだ。
究極の選択は突然だな笑
あたしはそう思って光がある方へと
走った。一歩…一歩…
走る方向を間違えないように…
あたしは大丈夫です、と、神様に伝えるように。