しばらくして、
ゆうとが美加子ちゃんを支えながら校門のほあにいた。
美加子チャンは自分の心配を皆が
してると思い込んだのか、さっきより大げさに
あしをぴょこぴょこしてる。
ざんねん。あたしが骨折したからなの。
そんなぴょこぴょこしてる姿が
滑稽、というか、同情したくなるというか。
りんか「ハハ、あいつ、自分が心配されてると思ってんじゃないの?笑」
りんかもおんなじことを考えてたみたいだ。
りりあ「もう、やだ。あのこ嫌だ。」
りんか「あんた、あのこのせいでゆうとに
酷いこと言われたしねー。
あいつ、りりあを傷つけるのもいい加減にしろって感じ。」
ゆうとと美加子チャンがあたしの教室に来たときに2人とも唖然としていた。
だって、あたし、車イスだしね。

