でも、こんなんじゃダメで…


その瞬間があたしにはスローモーションの

ように長く感じられた。

(そりゃ、彼女だもんね。当たり前だ…

よ……)

「おいっ、りりあっ!かばうならちゃんと

かばえよっ!!美和子が大怪我してたら

どうするつもりだったんだっ!!」 

って。


ほんっとにほんっとに悔しかった。

そんで、あたしは

「そんなら、ゆうとが支えてればよかったでしょ?!」

っていおうと思ったけど、けど……

あまりの悔しさと、怒りと、痛みでと

ショックと、


数え切れない感情で声に出来なかった。

「……ごめん。」


「もういい。」

ゆうとはそれだけいって美和子ちゃんを支え

て保健室にでも行ったようだ。