ゆりかご

「え"⁉︎あたしって、これからコータローに告る事になってるの⁈」

「そのために向かってるんでしょ⁈」

「こ…心の準備が。」

「準備なんかしない方がいいって(笑)!」

あたし達の間に、わだかまりはなくなっていたーーー。

シャラ…

コータローの音が、聞こえる……。


「ほら!見えて来たよ!」

ゆうちゃんが指をさしながら、笑顔で言った。

ゆうちゃんの気持ちはゆうちゃんにしかわからないけどーーーコータローの事がまだ好きだと言っていたのに、今はこうしてあたしのために走ってくれている。

確実に、前を向いている。

たまにはあたしも、ネガティヴを捨てなきゃ。

「うん!」

あたしは、唇をキュッと結んだーーー…。

そして、コータローのキレイなフォームを思い出し、走った。


走った……けど…。