ロードワーク終わり、遅くなった2人を待っていた羽山と、3人で帰りファミレスに寄ることに。



「待っててやったんだから、おごれよな?大地っ」



「はぁー?おまえ勝手に待ってただけじゃん、ダメだ割り勘っ」



「ちぇっ、ケチっ」



「ケチじゃねーし」



2人のやり取りに、理沙は少し後ろでふっ…と笑う。



するとファミレス前で、2人が立ち止まる。



「ん?どうしたの?2人共…」



「あっ…いや…」



羽山のとまどった表情に、理沙は2人の横から前を見ると…。



「…えっ……先輩?」



3人の前には私服姿の楠木が、友達と一緒に立っていた。



楠木も少しとまどった顔をしたあと、片眉を下げる。