思わず寂しさを含む声が出でハッ、とした。ダメだ、何考えてんだよ……。
『……そっちは』
「ん?ああ、変わらずって感じだな」
かつてはこの2人も居たあの場所。人は変わっても何も変わることはない。変化を恐れないからこそ、あの場所はあの場所のままだ。
『そうか』
「そういうお前は?」
『……さぁ』
特に答えることもないのか、適当な返事。時刻を見れば、そろそろ休み時間も終わる。ただ、授業に出る気はない。
「お前、切らなくていいのかよ?」
『授業出る気ないから』
「……アイツが聞いたら怒るぞ?」
『は、アイツがそんなこと言えるタチかよ。アイツもサボってるらしいし』
「……そうだったな」

