「美優、にげるからこんなことになるんだよ‼
いつまでも子供みたいなことすんな‼」


案の定怒鳴られたけど、右腕が痛すぎて
涙が溢れ出てしその場から動けなくてうずくまっている


悠斗は、そんな私の様子を見て、急に心配そうな顔をして


「美優、大丈夫か?
ちょっと腕見せて」


そっと腕をを持たれたけど触られた瞬間に激痛が走って


「痛い――――――!!!」


「腕動かせるか?
ゆっくりでいいから少し動かして」


腕を動かそうとするけど、ブラーンとして全く動かない


「これ骨折しているよ
病院行ってギブスしてもらってから検査だな‼」


「やだ。検査なんかしないの‼
病院行かない」


「俺、美優の意見なんか知らない
行くよ‼」


腕が痛すぎて動けない私には抵抗すらできなくて病院に連れていかれた