「美優、貧血辛いから点滴追加するよ」
「痛い??」
「美優は本当痛いことが嫌いだな(笑)
でも、これは薬を追加するだけだから大丈夫だ」
「痛いことは誰だって嫌いでしょ!!」
「美優ほど暴れる人はあんまりいないけどな(笑)
だから美優のことは俺しか診れないな
まあ、そうのほうが俺も嬉しいけどな」
「悠斗酷い……
でも、悠斗に診てもらいたい」
意地悪で怖いときもあるけど
私のためにやってくれていること
知っているから安心できる
そんなことを話している間に点滴が追加されて…
「美優、ここにいるから安心して
副作用に襲われても俺が助けるから」
「…うん、ありがと」
悠斗がついていてくれるから
辛くてものりこえられる
そう思っていたけど
私はこのとき、この治療の本当の怖さを
知らなかった


