やはり、見つからない。 「あれ?本当に雷翔は? てか、なんでみんな、木の影に隠れてんの?」 木の影には隠れている蒼水蓮と神鬼雷と学校の生徒、先生がいた。 「……」 蒼水蓮を除く全ての人が顔を真っ青にして、ガタガタと震えている。 「…? なんかしたっけ?自分…」 闇竜が蒼竜の肩を叩き足元を指差す。