ガラガラ、挨拶を終えると同時にドアが開く。


「おはよう、夢乃ちゃん」


看護師さんが入ってきて言った。


看護師さんはワゴンに大量の食べ物を載せて持ってきている。


「ふぁぁ。おはようございます」


夢乃ちゃんは看護師さんに、挨拶をする。


「はい、今日の分のご飯ね」


ワゴンごとベッドの横につける看護師さん。


まさかとは、思うが、まさか?


パクパクと夢乃ちゃんは大量の食べ物を食べ始めた。


「すごいでしょお姉ちゃん」


「う、うん。すごいね」


僕は驚く事しか出来ない。食べ物がどんどんと夢乃ちゃんの口に吸い込まれていく。