─現在─ 「うわぁっ…!全部思い出したぁ」 僕は今までの記憶をしっかりと思い出した。 「んで?お母さんにやられたんでしょ?」 小夢ちゃんが当たり前の様に聞く。 僕は頷く。 「ね、だから言ったでしょ。駄目だって」 「はぁー、すごいね。林檎さんって」 僕はじんじんする頭を触り言った。 「まぁね。しっかり守ってくれる良いお母さんだよ」 「ふふ、違いないね…」 僕は再び目を閉じて考えた。 何か、無いか?………と。