「あ、いらっしゃい」
病室に行くと小夢ちゃんが出迎えてくれる。
「こんにちは」
僕は返事をして、早速小夢ちゃんの手伝いをする。
あれから、僕は本当に毎日通っていた。
段々と手伝いも慣れてきたしね。
「しかし、本当に助かるよ。高姫が来てくれてさー。お姉ちゃんも喜んでるし」
小夢ちゃんが飲み物やらを用意しながら言う。
「いやいやー、喜んでもらえてるなら嬉しいよ」
僕は病室の掃除をして言う。
「ふぁーあ。おはよ、高姫くん。小夢」
すると、夢乃ちゃんが目覚めた。
「おはよう、お姉ちゃん」
「おはよう、夢乃ちゃん」
僕と小夢ちゃんは同時に挨拶をすませる。
「あ、高姫ー、看護師さんにご飯をお願いしてね」
「はいはい。……あ、もしもし夢乃ちゃんが目覚めましたので…はい。お願いします」
僕は電話でそうお願いする。