そんな優しくて、頑張り屋なありさを好きになり、告白して、付き合うことになった。 最初こそ、よそよそしくて、あまり話せなかったけど、少しずつじゃれたり出来るようになった。 そんなことを思い返していると、いつの間にか松田の話は終わったらしく、 「帰っていいぞ。」 と言われた。 ありさに早く会いたくて、教室へダッシュでいくと、中から、 『この際だから、あいつやめて俺にしない?』 という男の声が聞こえた、気になってドアの窓を覗き込むと、 ニッコリ笑っている、ありさがいた。