あの天使な微笑みを思いだし、好きになった日を思い出していた。 好きになったのは、2年になってすぐ。 席が俺の後ろだった、ありさ。 一年のとき、『浜本さんという天使がいる。』とか聞いたことがあった。 後ろにいたありさが、その浜本さんという天使だとすぐに気づいた。 化粧をしてない白い肌にピンクの唇と頬。細い体。 すべてが整いすぎたその容姿に、憧れを抱いていた。