「どっか行きたい所ある?
お茶でもする?」


「えっ…ごめん。今日これから
地元の友達と会うんだ…。」


「そっか…じゃあ送ってくよ。」


「少し遅くなっていいなら
その後お茶しよっか?」


「えっ!!する!!お茶する!!
じゃあ迎えに行ってやるよ!!」


「いいの?」


「いいよ!!また帰る時間に
電話くれたら迎えに行くから!!」


「うん♪わかった!!」


そう言って俺達は携番と
アドレスを交換した。


よしっ!!一歩前進!!


それから俺は梨子が地元の
連れと会うたびに駅まで迎
えに行ってやった。


その後は公園で話したり
茶店に行ったり…。


そんな些細な事がとっても新鮮で
歩いている時に梨子の手に少し
触れただけでドキドキしていた。