寒い...

そう感じて目を覚したのは薄暗い学校の教室だった


「ここ、何処?」


寝ぼけた目をこすりながら周りを見渡すと教室の自分の席に座っていた


さっきまで自分の部屋で眠ってたはずなのにどうして...


どうゆうことなのか全く理解出来ない

10時36分...私が眠りについた直後だ



夜なのに青白く光って見える教室が余計不気味だった


もしかして...


嫌な考えが頭を過ぎった

とりあえずこのままここに居たらいけない気がする

そう思いなんとなく音を立て内容に立ち上がり廊下に出た



誰も居ない静かな廊下には嫌な空気が広まっていた

そもそも本当に誰も居ないのだろうか。


もしかしたら夢なのかも、という考えは妙に寒いという感覚がそうではないと言うかのようにこれが夢じゃない事を証明していた


廊下から階段までは足音をたてないようにゆっくり歩いた


誰も居ないはずなのに...まるで誰にも気づかれない様にしながら


階段の前につくと下の階から冷気が流れている感じがした


私達3年生の教室は4階段にあり、ここから1回までは結構の段数を降りなければ行けない


だからといってここ立ち止まって居ても家には帰れない


そう思い階段を降りようよしたその時だった



タ ンッ、 タ ンッ 、 タ ンッ、 タ ンッ、 タ ンッ、 タ ンッ、



下の方の階から段々上に向かって誰かが駆け上がってくる音が聞こえてきた


タ ンッ タ ンッ タ ンッ タ ンッ タ ンッ タ ンッ


こんな時間に生徒が忘れ物を取りに来たとは考えにくい、でも先生がこんな時間に居るはずもないしだとしたら管理人が見回りをしに来た...のならどうして階段を駆け上がっているのだろうか..

タンッ タンッ タンッ タンッ タンッ タンッ タンッ


色々な可能性を考えていても頭の隅にある嫌な予感。

タンッ タンッ タンッ タンッ タンッ タンッ タンッ

徐々に近くなってくる足音に恐怖し固まってしまう

タンッ タンッ タンッ タンッ タンッ タンッ タンッ

もうすぐそこで足音がして膝がガクガク震えだした

タンッ! タンッ!タンッ! タンッ! タンッ! タンッ! タンッ!

じっと階段の下を見つめている事しか出来ないでいたその瞬間っ

タンッ!! タンッ!! タンッ!! タンッ!! タンッ!! タンッ!!!

階段のカーブから勢い良く飛び出てきたのは長い髪をクシャクシャにしながらこの学校の制服を着た女子生徒だった

しかし様子が明らかにおかしい

そう、私の嫌な予感は的中してしまったのだ


きっとこれはendless鬼ごっこ



永遠に終わらない遊び