*°春夏タチバナ*°





結局、秋くんは私の分だけ奢って
春翔くんと夏那ちゃんには奢らなかった




その時の秋くんと春翔くんのやり取りが面白かったけどね











「は〜!やっぱりこのクソ寒い中は中華まんに限るな!!」












私達が食べながら歩いていると
春翔くんはそう言って笑う











「夢叶ってよかった♪楽しいなぁ♪」





「そうだねー、冬羽の小さな夢だもんね」





「大きいもーんっ!」











そんなことを秋くんと言い合って笑う
今この瞬間がとても幸せです






話せて幸せ
すごく嬉しくて嬉しくて…







そんなことを考えながら
幸せに浸っていると、とても柄の悪い人達が道を塞いでいた











「あーぁ…遠回りするしかないね」











夏那ちゃんがそう言って
遠回りをしようとすると────











「あんた達さぁ、人様に迷惑かけてるのわかんないの?
道に座るのは好きにすればいいけど、場所考えろよ」











と、あろうことか秋くんがそう言って不良?達の近くの壁を蹴った