*°春夏タチバナ*°













「私は秋くんが好きだからっ…!!
だから、連れていって欲しくないんです…」











気付くと私はそう叫んでいた






人がいる中で
元カノさんの前で



秋くんに……こ、告白を……!?










ふと、我に返ってみるととんでもないことをした!!そう思った



が、もう遅い







秋くんも梨花さんも驚いて私を見ている








ど、どうしよう…



なんとか誤魔化さないと秋くんに話してもらえなくなる








そんなことを考えたって頭が真っ白で何も浮かばない











「冬羽までそんなこと言うんだ」











沈黙を破ったのは秋くんのボソッとつぶやいたその声








やばいよ、言っちゃったよ…どうしよう!






なんで私こんなこと言ったの……











「ごめん冬羽、俺友達としてしか見てなかった

あと梨花、もう二度と関わらないでほしい
冬羽になにかしたりしても許さないから」





「な、なんで!?」





「俺、振った人と話したくない
変に期待されても困るし
元カノとも話したくないから。じゃーね」











秋くんはそう、いうだけ言って
手をヒラヒラさせながら帰ってしまった









最悪だ……





こんなことになるはずじゃなかったのに…








私の目からは涙がぼろぼろ零れてくる







初めて恋したから
どんなタイミングで告白とかわからない




でもね、もっとちゃんと告白したかったよ…