「………梨花」
大声を上げてやってきたのは
多分年上だと思われる女の先輩
しかし…美人ですなぁ
秋くんは少しだけ嫌そうに顔をしかめて
梨花 (りか) と呟いた
「お久しぶりだね♪」
「……だね」
「ちょっと話があるんだけどいい?」
「なに?」
梨花さんは秋くんの冷たい態度に困ったような
泣きそうな顔になる
もしかしてこの態度は…
「秋くん知り合い??」
「うん、中学の時付き合ってた元カノ」
「っ!?」
振られた人か
付き合ってた人なのかな?とは思ってたけど
なんか、美男美女でびっくりしてしまう
片想いはしたことがないが付き合ったことはある秋くんの元カノさんは
美人すぎて…悲しくなってくる
「場所変えてもいいかな?」
「え!?」
梨花さんの場所変えてもいいかな?に
思わず私は声を出してしまった
せっかく2人なのに…
この人が元カノだからか…
私が嫉妬深いのかはわからないけど
今日は私に付き合ってくれるって言ったから
なんとなく、行って欲しくなかった
私がなんとも言えずにいると
秋くんが私の頭にぽんっと手を置いて梨花さんに微笑んだ



