*°春夏タチバナ*°





コンビニでしっかりアイスを買って
二人で食べながら歩いていると



通りすがった女の子たちが





「あの人めっちゃかっこいい!」



「でも、彼女普通じゃなーい?」



「てか彼女なのかなー?」





そんな会話が聞こえてきた




え、カップルに見られてる…?!


そう思うと緊張してきて、アイスを食べているのに熱くなってきた











「こうして寄り道は楽しいねー」





「そうだね♪」











まぁ、いくらカップルに見られてもカップルじゃないし…




たぶん、京香ちゃんと歩いてても思われるよね…





そう思うとなんだか胸がぎゅーってなってきて変な感覚











「そ、そうだっ!
京香ちゃんと仲良かったんだね♪」











それとなく聞いてみようと思ってたけど
私にそんなのは無理だ!



めちゃめちゃ違和感あるかも…





私の心配なんてよそに
秋くんはコクンと頷いて微笑んだ











「俺がだるくてテスト全部白紙で出してて
ほら、京香って俺らの列の一番後ろじゃん?
だから渡す時、俺表で出したから見えたわけですよ」











ちょっと待って待って


テスト全部白紙!?



しかもだるいからとか…
秋くん留年しちゃいそうだよ!?











「それで学年1位として見逃せなかったらしく…
先生に怒られてる俺を助けてくれた代わりに勉強教えるみたいな感じで…
ちょくちょく夏休みから教えてもらってた」











白紙にもおどろいたけど



なんだか少しショックのような…




私も頭良かったら出来たのに〜〜……