*°春夏タチバナ*°





「なんでぶどう飴〜?」











私が疑問に思って聞くと
秋くんは手でピースサインを作った











「冬羽が食べたそうだったから!
美味しいしね〜」











秋くん…
あなたはどれだけ優しいのですか?











「ありがとう♪
でも、私綿菓子食べたかったの」










私が笑いながらそういうと
秋くんは一瞬キョトンとしたかと思うと


ぶはっと吹き出した










「あははっ!はずれた〜!
実は俺が気に入って食べたかっただけなんだけどね〜!」





「相当気に入ったんだね♪」











そんな無邪気に笑う秋くんが新鮮で



今日一番で秋くんの素の瞬間だったと思う











「美味しいから〜!
教えてくれてありがと冬羽」





「い、いえいえ♪」











ありがとうなんて…



秋くんにありがとうって言われちゃった♪





私の好きなぶどう飴を秋くんが好きになってくれたんだ…





そう考えるとまた心臓がうるさくなってきた…