「わぁ〜きれいっ♪」
上がった瞬間遠くからざわつく声が聞こえてくる
秋くんどこいったのかなぁ…
一緒に見たかったなぁ…
でも花火はすごくきれいで…
それが余計に悲しくなってくる
「ひとり花火は初めてだ…」
そんなことをつぶやいた瞬間───
「俺も初めてだなぁ〜」
そう言ってぶどう飴をもった秋くんの声が聞こえてきた
秋くんはそのぶどう飴をひとつ私に差し出す
「きれいな花火のお供にぶどう飴はいかがですか?」
「っ!」
そう言って微笑んだ秋くんの笑顔は…
完全に反則です
心臓がドキドキしてて
顔が熱くなって
ぶどう飴を受け取る時にほんの少し触れた手でさえも意識してしまう
心臓が痛いよ…



