あんまり人がいなくて
景色のいいところ
なんて都合のいいところはないわけで…
秋くんの希望により
人が少なく、見晴らしが微妙なところに来ました♪
人が多いとそれだけ声をかけられたり
ジロジロ見られるのが嫌らしい
かっこいい人はかっこいい人なりの悩みがあるんだなぁとか思ってみたり…
「あと少しで始まるね〜♪」
「そうだね」
小さい頃から花火を見る時は綿菓子食べてたから食べたくなる
でも今買いに行く時間ないし
秋くんに迷惑かけらんないからね
楽しんでくれたかな?秋くん
「秋くん、楽しい?」
「楽しいよ
久々に祭り来たから」
「よかった〜♪」
楽しんでもらえてよかった♪
でも春翔くんとかいたらもっと楽しんでたかな?
好きな人と来たらもっと楽しかったかな?
そういえば秋くん好きな人いるのかな?
そんな疑問が浮かんできては
何故かモヤモヤしてきたから考えるのをやめよう…
私がそんなことを考えていると
秋くんが私の肩をポンっと叩いた
「俺ちょっと行ってくるね」
「ど、どこに??
もう始まっちゃうよ??」
「うん、待ってて」
秋くんは言うなりどこかに行ってしまった
触られた肩がいまだに熱を持っているような感覚があるのはなんでかな?
ひとりになって寂しいけど…
戻ってくるなら待っていよう
「はぁ…」
秋くんが行ってしまってすぐ
────────ドーンッ
という大きな音が上がった



