「秋くん、本当はすごく悲しいしショック
それに気持ちがなくても嫉妬の感情でいっぱいになってるの」
私は秋くんの目を見てそう告げる
今なら私も素直に言えそうだから
「本当は秋くんが女の子と話してるだけで、もしかしたらその子のこと好きになるんじゃないか…とか不安になるの」
私は今まで考えないようにしてたけど
すごく嫉妬深いと思う
「だから浮気かもってわかった時、頭ではわかってても踏ん切りがつかなくて秋くんを避けた」
「うん」
「別に女の子と話すなってわけじゃないけど…
でも不安になるっていうかその…」
言っているうちに
言ってることと思ってることがずれてきて
テンパっていると
秋くんが私の頭の上にポンッと手を乗せた
「うん、じゃあ今度は不安にならないようにいっぱい愛情表現することにするよ」
「そ、それは恥ずかしいかも…」
「あははっ」
秋くんの楽しそうに笑う顔が久しぶりで
付き合う前の時みたいに胸がドキッと鳴るよ
秋くんからこれ以上愛情表現されたら
ドキドキで死んじゃうかもしれない
「それで、俺のこと許してくれる?
俺には冬羽しかいないから」
「もちろんだよ!
私にも秋くんしかいないっ」
秋くんの言葉に勢いよく私が返すと
秋くんはクスッと笑って
ゆっくり顔を近づけてきた
それに従って目を閉じると────
「秋ーー!!」
そんな大声とともに、教室のドアががらっと勢いよく開いた



