*°春夏タチバナ*°





「冬羽!何ぼーっとしてるの!」





「え??」











夏那ちゃんの焦ったような声に
何がどうしたのかという顔をすると



夏那ちゃんは呆れたような顔になった











「今日は冬羽と秋くんが仲直りする日だよ!
そのために冬羽をこれに呼んで、春翔が秋くんを逃走させたの」





「え…っ」





「私達はね、楽しくしたい
冬羽も一緒でしょ?」











そっか…

2人が協力してくれたんだ




本当に私はいい友達を持ったなぁ…











「ありがとう夏那ちゃん♪
行ってくるね!!」





「頑張れ冬羽ーー!!」











夏那ちゃんの声を聞きながら
ただ夢中で秋くんが行きそうな所に走って行く





しかし…どこに行きそうかなんて皆目見当もつかない











「とーわー」











ひたすらグラウンドを走っていると
私の名前を呼ぶ声が聞こえて振り向くと



そこには黒田くんが立っていた











「黒田くんっ!」





「教室にー!秋が待ってるよー」





「っ!ありがとうっ♪」





「おー!頑張れよー!」











黒田くんにお礼を言って



教室に全力で駆け出す





黒田くんも手伝ってくれたんだ…
私は幸せ者だなぁ