今日もお似合いの2人だなぁ
なんて思っていると、春翔くんとバツチリ目があった











「今までずっと気になってたんだけどよー
お前達まだキスしてねーの??」





「なっ!!」











いきなりそんなこと聞かれると思ってなかった私は驚いて変な声が出てしまった



恥ずかしいなぁ…




そう言えばあの少し強引な初キスの事とか話してないもんね
冬貴くんのこともだけど…




だからまだだと思ってるんだ




でもこれって…言っていいんだろうか?





と、私がチラッと秋くんを見ると
にっこり微笑んで春翔くんの頭をガシッと掴んだ











「そんなこと聞くもんじゃないだろ〜」





「んだよ!勿体ぶるなっつーの」





「冬羽の反応見て察しろよ」





「……あぁしたんだな」











え!?なんで私の反応!?



そう思って近くのガラスを見ると、そこにいるのは顔を真っ赤に染めた私の姿





うむ…これはバレるよね…




夏那ちゃんも苦笑いしてるし


なんでこう、すぐに顔に出るんだ私は!!











「んで?キスしただけ??」





「そうだよ」





「はーーー!?ありえねーー!
意外とこうみえて手の早い秋が!!?」





「うっさい黙れ」











ちょっと大袈裟に驚く春翔くんをパコンっといい音で叩いた秋くん




秋くんってそんなに手が早いのかな?




キスするのもだいぶ経ってたし
キスも文化祭のあの時だけだし


あ、でも昔はそうだったんだよね




前にキス現場目撃したことあるしね





ん?ということは…


私が女としての魅力がないから…とか!?