「私のお兄ちゃん!
梨花姉の双子の兄だよー♪」
「ふ、双子!?
確かに言われてみれば似てるかも…」
そういえば前に双子の姉と兄がいるって言ってたもんね!
ほ〜、梨花さんに似てる
ていうか、名波家は美形なんだろうなぁ…
私が思わずお兄さんをじーっと見つめると
お兄さんは私の手を取って
手の甲にき、キスをしましたっ!!
「はじめまして、俺は名波賀威(ナナミ カイ)
可愛いお嬢さんだね♪
うちの妹がお世話になってる代わりにディナーにいかない?」
「え、えっ??」
な、なんなの!?
私が軽くパニックになっていると
京香ちゃんが賀威さんの頭を叩いた
「バカ兄!!
冬羽ちゃんには兄なんかより素敵な彼氏がいるんだから!!
ほんっとうに軽いよね!」
「軽いとは心外だなぁ
冬羽ちゃんの彼氏とやらは梨花の元カレでお前の好きだったやつだろ〜?
モッテモテ〜」
「も〜うざい兄!
ごめんね冬羽ちゃん、後輩くんいなくなっちゃってるけど大丈夫??」
京香ちゃんに言われてみて気づいた
冬貴くんに置いていかれたーーー!!!
やばい、急がなくっちゃ!
「ごめん、もう行くね!」
「冬羽ちゃん、ディナーまた誘うね〜」
「え、えっと、時間がある時に…?
ではまたっ」
少しチャラめな賀威さんに戸惑いながら
家庭科室に入ろうとした瞬間────
周りの人の視線が釘付けになり
私には一瞬音が聞こえなかった
────だって…これは…



