「何やってんだあいつ」





「いくらなんでも危ないね」











私の見た先を見て、春翔くんと夏那ちゃんも呆れたように笑う










「起こす?」





「俺が起こすっ!」











春翔くんは言うが早いか、寝ているその人のところに行き


ベンチを少し蹴って、コチョコチョを始めた











「起きろーーーー!
熱中症になるぞー!」





「やめろっ!!
コチョコチョはっ……ははっ!!」











コチョコチョをされて笑いながら涙目になって起き上がったのは秋くん





秋くんみたいなイケメンさんがそこら辺で寝てたら
流石に危ないもんね











「お、相変わらずコチョコチョ弱いんだな」





「お前…春翔だって弱いだろー!」











秋くんは少しムッとして、春翔くんにコチョコチョしようとしたけど

ヒョイッとよけられて未遂





それにしても…コチョコチョに弱いとか可愛いっ!











「やっほ〜秋くん♪」





「おー、冬羽と夏那も一緒だったんだ
お泊まり会ぶり〜」





「だ、だねっ♪」











お泊まり会のことを言われて少し顔が熱くなる




あの時の秋くんの手温かくて大きくて優しかったなぁ…



って!!そんなことは置いておいてっ!











「どうしてここで眠ってたの??」











何も持ってないし、家出とか待ち合わせって感じじゃないから聞くと


秋くんは"あー"と頭をかく