*°春夏タチバナ*°





【冬羽side】




「……ゎ……と……とわ……冬羽!」





「ん〜〜〜……」





「ヨダレをちゃんと拭いて起きてくださいねー」





「ん〜〜………っ!ヨダレ!!?」











ぐっすり熟睡していると
体を揺すられながら、名前を何度も呼ばれて目が覚めた





そう、ヨダレを垂らしていたようです…





しかもその起こしてくれた相手は…
最悪なことに秋くん…







好きな人にヨダレを垂らして寝てるところを見られるなんて…女の子として終わった…





なんて1人ショックを受けていると
クスクスと笑い出す秋くん











「あははっ!
いい夢見たようで何よりだよー
ほら、タオルあるから」





「は、恥ずかしい〜〜〜……」











恥ずかしがりながらも秋くんから渡されたタオルを受け取る



って!!秋くんのタオルでヨダレ拭けるわけないじゃんっ!!











「た、タオル大丈夫!!
て、ティッシュあるからっ!」











私はこんなこともあろうかと(この為じゃないけど)ティッシュを持ってきてたから取り出してちゃんと拭いた





そして受け取ったタオルを秋くんに返そうとすると、いいよっと手で突き返されてしまった











「いいの??
じ、じゃあ洗って返すね!」





「うん、俺まだあるから
それ使っていいよ」





「う、うんっ♪」











私もタオル持ってたけどまぁご好意に甘えよう





秋くんの匂いのするタオル…♪





って!!変態じゃないから
そんな匂いで喜んだりしないからねっ…!






なんて一人で考えながら
みんなが降りて待っている駅に秋くんと降りる






駅は自然豊かなところで
私たち以外人はいない