いつもならしばらくして収まるのにこの日は違った。




ダッダッダッダッ




誰かが階段を登ってきた。




お母さんだ…。



「…ゔっ。」




冷たい汗が背中を伝う。





リスカ…しなきゃ。




血、血、血をみなきゃ…



予想もしていなかった事態に私はパニックになる。




バンッ私の部屋のドアが勢いよく空いた。