私は耳を澄ませました。

ガラス越しに様子を見ました。

(PCに夢中だ……。

今だ!)

私は出来るだけ小さな音で、タオルを取る為に扉を押しました。

男がやって来ました。

ドアを押され、私は手と足で押し返しました。

何とかロックに成功。

ですが、男はあきらめません。

ガチャガチャガチャ!

ガチャガチャガチャ!

ロックが外れそうです。